平戸・三川内 「官窯」とは…

本年度(H・24)秋、10月6日より「九州陶磁器文化館」にて
日本の「官窯」の特別展が開催されます。我が平戸焼(三川内焼)
も勿論展示されますが、日本の官窯「平戸焼」についてお話します。

三川内焼は、江戸時代に鍋島(有田焼)と並び称されるほど高く評価
を受けて いました。
その技法は、お殿様焼と称されるように大変時間のかかる 仕事をして
います。

私は、過去の献上品を見るに至って、つくづく内に思う物があります。
それは、作り手として「いろいろな技法」で支えられている事を、その
作品から見て取れる事です。

ただ見る作品の素晴らしさと合わせて、作品を支える「技術」の高さを感じられる物こそ「迫力」を持って迫ってくるのです。

多くの人は、作品の大きさにその迫力を感じますが、小さくても「技術」の高さから「迫力」を
受ける作品も多くあります。

最高権力者への「献上品」には、作者の「こころいき」を感じ取る事が出来るのです。

そこには、ある種の「美」が存在している様な気がしてならないのです。何やら「数学的な…」…
その「心意気」を感じられる者は、作り手だけでしょうか?

いいえ、大作曲家の芸術を現代の演奏家の手で感動できるではありませんか。
今に生きる「作り手」には、「美」を伝える大きな役目もあるのでしょう!

平戸藤祥