「はまぜん」とは?

「はまぜん」とは肥前地区の窯業界で、本焼き焼成時(1300度)に焼き物の下に敷いて焼く丸い富士山の様な形をした窯道具の事(写真)です。

一度きりの使い捨てで、使用目的は「歪み防止」に用います。
磁器は、焼成で10%ほど収縮するので上に乗っている焼き物と同率で収縮することが、歪み防止となるのです。

では、何故「はまぜん」と呼ばれるのでしょう?

子ども達が、使用後の「はまぜん」を「お金」に見立てて遊びに使ったから?など言われておりますが…

実際は、「破魔矢」の破魔(ハマ)から来ているのです。
魔を破壊する「銭」が「はまぜん」なのです。ゆがみや割れを救ってくれる窯道具これが「はまぜん」なのです。
先人達の思いを請け作陶に励もうと思います。

2012、正月